2013年07月30日

すっぴん

いつの間にか痩せて
太ってもいなかったのに
こんな暑い夏の夜にも
厚い布団にくるまって寝るんだって
背中を丸めてぽっつり立ってる父さん
とんがってた父さん
ある日突然変わったわけじゃない

ぶつぶつ言ってる母さん
痛風だってさ
ぜいたくびょう〜とか笑ってやる
本人は病気に付かれた、なんてしょんぼりしてる
じいちゃんもそうだったね
そうだった、そうだった
みんな年をとる

あの世ってもんがもしもあるなら
この世からあの世まで
なんだかんだの一本道
行き先はただの行き先
呆けたばあちゃん
小っちゃい子の気分なんだろう
もうすぐ生まれる朝子の子みたいに
(ただ希まれて生まれてきたんだ)

ひどく早い駆け足で
どこに行ったか
生まれたのに生まれなかった子ども
見たことのない姉さん
(たぶん姉さんだ)
唵訶訶迦昆三摩曳娑婆訶
ときどき唱えて
クリスマスになったらケーキを食べて
年が明けたら初詣、お年玉
いんだいんだそれでも
なんだっていい

なんだっていい


posted by かな at 22:10 | Comment(2) | TrackBack(0) | 自由詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
copyright(c)かな all rights reserved

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。