落ちてくる陽に
熱せられ帰って行く背中
朱く熱を帯びた町並みに
溶け混じって消えていく
長く伸びる影さえ
つかまえてはおけない
背中を見ているようでは
同じ角を曲がれない
つなごう手を
夕暮れに染まろう
聞こえていた
蝉の鳴き声より
もっと高く
胸を打つ景色よりも
深く染み込んだ朱
沈まない陽になって
いつまでも照らしている
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