2010年07月21日

夏の夕景


落ちてくる陽に
熱せられ帰って行く背中
朱く熱を帯びた町並みに
溶け混じって消えていく
長く伸びる影さえ
つかまえてはおけない
背中を見ているようでは
同じ角を曲がれない
つなごう手を
夕暮れに染まろう
聞こえていた
蝉の鳴き声より
もっと高く

胸を打つ景色よりも
深く染み込んだ朱
沈まない陽になって
いつまでも照らしている


posted by かな at 18:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 自由詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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